タイヤは唯一の接地点 車はハガキ4枚分の面積だけで路面と接しています。どんなに高性能なブレーキや自動運転支援システムがあっても、タイヤが劣化していればすべて無意味です。
スタッドレスタイヤの寿命と「プラットホーム」 日本では冬のスタッドレスタイヤへの履き替えが必須ですが、多くの人が溝の深さだけを見て判断しています。スタッドレスには、摩耗限度を示す「スリップサイン」とは別に、冬用タイヤとしての性能限界を示す「プラットホーム(溝が50%減った状態)」があります。ゴムの硬化も重要です。製造から4〜5年経過したゴムは硬くなり、氷上性能が著しく低下します。硬度計を持っているショップで診断してもらいましょう。
保管方法が寿命を決める 日本の住宅事情ではタイヤの保管場所に困る人が多いですが、ベランダでの野ざらしは厳禁です。紫外線と雨風がゴムを劣化させます。
- 空気圧: 保管時は規定値の半分程度まで空気を抜くことで、ゴムへの負担(張力)を減らします。
- 置き方: ホイール付きの場合は「平積み」が基本です。縦置きにすると接地部分が変形する恐れがあります。逆に、タイヤ単体の場合は「縦置き」が推奨されます。
空気圧点検の重要性 JAFの出動理由でも常に上位にあるのが「タイヤのバースト(破裂)」です。空気圧不足で高速道路を走ると、タイヤが波打つスタンディングウェーブ現象が起き、バーストにつながります。月に一度はガソリンスタンドで空気圧チェックを行う習慣をつけましょう。